ノルウェーには、ちょうど日本の着物の位置づけになる民族衣装があります。
現地では「ブーナッド」と言われるこの民族衣装は、主に冠婚葬祭時に着用し、土地土地でデザインや色のモチーフが異なります。
南は黒が基調になり、西は赤や白が基調、北になると青や緑が基調となるようです。
オラブセン兄妹は南ノルウェー「セーテスダール地方」
クリスティアンは東ノルウェー「ハリングダール地方」
へレーネさんは北中部ノルウェー「トロンデラーグ地方」
ですので現地の人々は、そのデザインやモチーフで「どこの出身か?」という事を、大体特定出来るようです。
ノルウェーの各地有名ホテルのオーナー達と。
そしてもちろん「ハルダンゲル地方」にも素敵な民族衣装が存在します。
このノルウェーでも一番「美しい」と評判のブーナッドは、ノルウェーのお土産屋さんでもポストカードや人形で良く見かけられます。 また、ハルダンゲル地方の伝統文化でもある「ハルダンゲル刺繍」を多く施されたこのブーナッドは、ノルウェー民族衣装の中で一番高いことでも有名です!
一年ぐらいかけて全て手作りなので仕方ありませんが、欲しくてもなかなか手出し出来ず○年・・・・。
それが昨年、日本の某音楽雑誌取材同行でハルダンゲル地方の「ロフトフース」に訪れた際に、この地に嫁いだたった一人の日本女性から譲って頂けるチャンスを頂きました。
ハルダンゲル地方「ロフトフース」。
グリーグも愛した美しい土地です♪
結婚の際、ご主人様からプレゼントされた愛のこもったブーナッド、このデザインは未婚女性用なので今は飾ってあるだけ。
で、もったいないのでサイズがあったら格安で譲っても良いとのお話で、なんと上から下までサイズぴったり☆(奇跡!!)
ちなみに姪のクリスティーナのブーナッドは南西部テレマルク地方、ノルウェーNo.3の高価な衣装です。
おばあちゃまからの心のこもった贈り物で、こちらも素晴らしい手刺繍が施されています。
ノルウェー文化の一つ、ブーナッドの紹介でした。